【黒歴史】20代男ミニマリストのファッション遍歴
こんにちは、シズヤです。
人は誰しも服を必ず持たなければなりません。
ジャングルの奥地に住む先住民族でない限り、葉っぱ一枚で暮らすことはできません。
しかしどんな人でも裸で生まれてくるのです。あのトムクルーズも、ジョニーデップも、最初は服なんて一着も持ってません。
ですが気が付くと、クローゼットの中は服であふれ、いつ、なぜ買ったかもわからない服がちらほらと・・・。
私もミニマリストになる前はそうでした。
ではどんなファッションの遍歴を辿ってきたのか、今回は自分の振り返りも含めて書いていきたいと思います。
シズヤのファッション遍歴
~小学生時代
私は小学生あたりまでは、新しい服を買った記憶がありません。
私には4歳上の兄がいるので、私服は殆ど兄のお下がりの服を着ていました。
小学生の頃でしたし、男の子なので特に嫌という感覚はなかったですね。
この頃は学校でよくサッカーをして泥だらけになって遊んでいたので
ボロボロになるまで着ていたと思います笑
中学生時代
中学生になると、一気にマセガキになります。
これまで犬の絵がプリントされているスウェットを着ることになんの抵抗もなかったのに、急に嫌になるわけです。
しかし当時中学生、月のお小遣いは2000円くらい?正月に貰うお年玉を少しづつ切り崩して遊び、なんとかやりくりして一年を乗り切るのです。
それと同時にいつかは好きな子とデートに行きたい。
結果、なるべく安く、かつカッコいい服を着たくなる。
そして出来上がったスタイルが、英語が書いてあるTシャツ、7分丈の裾をまくるとチェック柄が出てくるパンツ、英語が書いてあるパーカー、量販店に売ってるハイカットスニーカー・・・
こうして1人の典型的な中学生ファッションの男の子の出来上がりです。
なんだか書きながら胸が苦しくなってきました。心筋梗塞ではないことを祈っておきます。
高校生時代前半
高校生になるとお小遣いは5000円になり、より多くの服を買うようになりました。
そしてファッション人生でとても嬉しい出来事がありました。
なんとクラスメイトにM君というとてもおしゃれな人がいるのです。
イケてるM君と遊ぼうと思った私はなんとか友達になり、休日に遊ぶようになりましたが、ここで私はあることに遂に気が付くのです。
「なんか俺、ダサくね・・・?」
禁断の果実を食べたアダムとイブが裸は恥ずかしいと気づいたように、シズヤ少年も己の服がダサいことに気づいたのです。
こうして禁断の友達M君と遊ぶようになった私は、雑誌やネットなどでファッションの勉強を始めました。
ちなみにM君の中学生時代の写真を見せてもらいましたが、ちゃんとおしゃれでした。
定番の服であれど、サイズ感や着こなしがバッチリだった印象です。
高校時代後半
高校2年生の夏から私は、某フライドチキンの店でアルバイトを始めます。
そうなると月に5000円のお小遣いだったのに対して、4,5万円ほど稼ぐようになりました。約10倍です。
月の収入が10倍になると、人は誰しも金銭感覚がバグります。
そして私は服の為にバイトをし、ほぼ全額をファッションに使う、ファッションの奴隷となっていきます。
毎週のように服を買い、いいブランドが良い服と考え、プレ値(定価よりも高い値段のついた中古品)がついたスニーカーを買い、それをSNSに載せてドヤりまくる・・・。
今度は頭が痛くなってきました。脳梗塞ではないことを信じたい。
19~20歳
高校を卒業した私は就職します。社会人2年目にはジムにも通い始めました。
就職をした私の月収は手取りで17万円近くになりました。高校時代の3,4倍近くになります。
そうなるとまた金銭感覚がバグるのが人間です。
社会人になったら貯金しておけ、とあれほど言われていたのにも関わらず、あればあるだけ使いまくります。
当時はモード系やストリート系の服が好きだった私は、シュプリームやコムデギャルソンを買い漁り、遂にオフホワイトといったハイブランドに手を出すのです。
オフホワイトの7万円くらいするパーカーを買ったときや、ショットの10万円くらいする本革ライダースを買ったときは流石に手が震えました。
しかしそれに飽き足らず、成人式にドヤ顔で着ていくためのスーツ(ネクタイ、シャツ、色々合わせて10万円くらい)を、たった1回の成人式の為に買うのです。
後々このスーツは筋肉がついて1回しか着れなくなります。
今はそれを思い出してお腹が痛くなってきてます。そろそろ入院です。
21歳、人生の転機
これまでファッションに有り金全てを捧げてきた私ですが、21歳にして人生の転機を迎えます。
ジムに向かって歩いているときに、交通事故に遭い膝の靭帯をケガします。
さらにその数か月後、よくわからない病気になり、本当に入院寸前まで追いこまれます。
このあたりの話は、詳しくはまた別な記事にしたいと思います。
そして生きる希望を失いかけてた私でしたが、ミニマリズムに出会いました。
これまでの自分とは全く違う価値観。見たことのない景色でした。
こうしてミニマリズムに影響された私は、大量の服を手放しました。
クローゼットの肥やしとなっていた様々なブランドの服や靴を、古着屋やメルカリ、人にあげたりして売りさばきました。
その額1年間で20万円以上。Mac book proを買ってもまだお釣りが来ます。
ちなみにこの頃どんな服を着ていたかというと、筋トレの効果で体つきが変化してほぼ全ての服を買い替えることになり、8割くらいはユニクロやその他ファストファッションの服を着ていました。筋トレすげえ。
22歳~現在
途中脇道に逸れそうになりながらも、価値観はぶれないまま来れました。
ただ、冬のアウターや靴、勝負服のジャケットにはお金をかけるようにしました。
全身の中で1,2個少しいいアイテムを着ると、安っぽい印象を解消できます。
それに筋トレのおかげで筋肉が付いた体だと、Tシャツにデニムでもかっこよく見えます。やっぱり筋トレしかない。
振り返って気づいたこと
1.小さい頃はみんな必要最小限の物だけ持っていた
私が小学生の頃は、学校ではサッカーをして、家では友達と大好きなゲームをしていました。
服なんてシーズン2,3パターンでしたし、靴は夏用と冬用、サンダルの3足でした。
あの頃は自分にとって必要なものが無意識のうちにわかっていたのかもしれません。
2.おしゃれになるには順序がある
何事も、基本、標準、応用と段階を得てプロフェッショナルになります。
中学生の自分がダサかったのは、この基本の部分が出来てないからでした。
ジャストサイズの無地の白いシャツに黒いスラックス、白か黒のスニーカー。
これでやっと基本です。ここからシルエットを変えたり小物を取り入れたりして標準、季節を意識したカラーを取り入れたり個性を出して応用、といったところでしょうか。
テストで点数を取る時も、いきなり100点を目指す前に、50点が取れてる前提で70点くらいをとれるようにまず頑張りますよね。
服に限らず、この考え方は大事だと思います。
3.おしゃれな人は勉強を欠かせない
禁断の友達Mくん。やはり彼は中学時代からファッションの勉強を続けていたようです。さすがです。
おしゃれな人は勉強をすることで、それが良い服かダサい服か、その着こなしが良いかダサいかがわかるようになっています。
なぜなら、お手本となるおしゃれな服装に目が慣れているからです。
人は自分が理解できないものに遭遇すると、恐怖や嫌悪感を抱きます。
ファッションも同じで、変な服や着こなしに遭遇するとダサいと感じます。
ファッションセンスを磨くとは、勉強を重ねて見る目をよくすることがヒントになると思います。
4.服の価値なんてたかが知れてる
キツいことを書いてるように感じるかもしれませんが、これは侮れません。
私は昔、有り金全てをファッションに費やしてきた過去がありましたが、それらを手放してわかったことがあります。
相当人気の服でない限り、売る時の価値はかなり低くなります。
オフホワイトのパーカーは人気だったので5万円くらいで売れましたが、ショットの本革ライダースは2,3万円くらい、成人式の10万円のスーツに至っては1万円未満・・・。
それにいくら服を売るにしても、古着屋にもっていったりメルカリに出品するには手間がかかるのでエネルギーを消費します。
それなら最初から必要最低限かつ安価な服を着まわした方が合理的ですよね。
5.お金をかける部分、かけない部分は明確にするべき
服は基本的に消耗品であるという認識を持つべきです。
しかし同時に、その人の評価や印象に影響を与えることもあります。
例えば、Tシャツや靴下、シャツ、デニムやパーカーなどは値段が安くてもそこまで影響しませんし、汚れたり傷んだらすぐに買い替えた方が良いので、支出を抑えた方が良い部分です。
コートやダウン、ジャケット、靴、カバン、時計は着こなしの主役になったり小物としての存在感が目立ちます。ここは比較的お金をかけた方が、全体の雰囲気が安っぽい印象にならないですし、長く使えます。
6.筋肉をつければ良い
ファッションの問題は筋肉をつけてしまえばどうにでもなります。
- シンプルなTシャツとデニムでも、筋肉が映えてカッコいい
- ダサいと思われる前に、筋肉があってカッコいいと思われる
- 筋肉があると自信につながって姿勢がよくなりカッコいい
- 女性ならメリハリボディになってより魅力的になる
- 骨格診断を無視できる筋肉コーデ
- サイズが合わなくなるからそもそも着る服も限られてくる
このように、筋肉をつけると服で悩むことはなくなります。結局ね。
もしファッションの悩みがあなたにあるのなら、筋トレをオススメします。
筋肉は一生モノの服!脳筋上等!ありがとう筋肉!ありがとう筋トレ!
まとめ
今回は自分のファッションの歴史を振り返ってみました。
途中体調不良になりながらも、なんとか黒歴史を掘り起こすことができました。
過去を振り返ることで、現在や未来の行動に対するヒントになると思います。
服なんて自己満の世界と言ってしまえばそれまでですが、あなたの魅力は服の良し悪しで決まるものではないと思います。
自分の為に、そして人の為に時間とお金を使っていきましょう。
それではまた。